こんにちは!成田東ほがらか鍼灸院です。
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、木々も鮮やかに色づき始めました。例年10月23日頃に迎えるのが、二十四節気のひとつ**「霜降(そうこう)」**です。
「霜降」とは、文字通り**「霜が降り始める頃」**という意味。この時期を境に、秋から冬へと本格的に季節が移行します。この時期にしっかり体のケアをしておくことが、元気に冬を乗り切るためのカギとなります。
「霜降」の時期に体が変化するサイン
「霜降」の時期は、朝晩の寒さが本格的になり、私たちの体も冬に向けてエネルギーを蓄えようと変化します。この変化に体がついていけないと、さまざまな不調として現れます。
冷えの悪化: 手足だけでなく、体の芯まで冷えを感じやすくなり、肩こりや腰痛、関節の痛みが悪化します。
免疫力の低下: 寒さや乾燥で、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
自律神経の乱れ: 気温の急激な変化により、自律神経のバランスが崩れ、気分の落ち込みや不眠が起こりやすくなります。
乾燥によるトラブル: 乾燥がさらに進み、肌荒れやのどの不調が続きます。
東洋医学から見る「霜降」の養生法
東洋医学では、冬に備えてエネルギーを「貯蔵」する準備を始めるのがこの時期だと考えます。養生(ようじょう:日々の生活で健康を保つこと)のポイントは、**「冷やさないこと」と「温めること」**です。
「三首(さんくび)」を温める: 首、手首、足首の**「三首」**は、冷気が入り込みやすい場所です。マフラーや手袋、厚手の靴下などで、特に意識して温めましょう。
体を温める食事: 生ものや冷たい飲食物を控え、根菜類(大根、人参、れんこんなど)や、生姜、ネギ、ニラといった体を温める食材を積極的に摂りましょう。
早めの入浴で冷えをリセット: 湯船にゆっくり浸かることで、体の芯まで温まり、冷えや疲労を解消し、良質な睡眠につながります。
冬に負けない体づくりには「鍼灸」が最適!
セルフケアだけでは追いつかない体の不調や頑固な冷えには、ぜひ**鍼灸(しんきゅう)**をお試しください。
鍼灸は、全身のツボを刺激することで、体の奥深くから温め、血行を劇的に改善します。
冷えの根本改善: 冷えによって固まった筋肉や、血流の滞り(お血)を解消し、体の芯からポカポカする感覚を取り戻します。
免疫力・抵抗力の向上: 体温が上がることで免疫細胞が活性化し、風邪や季節の変わり目の病気に負けない体づくりをサポートします。
自律神経の調整: 寒暖差によるストレスを緩和し、自律神経のバランスを整えることで、気持ちを安定させ、ぐっすり眠れるように導きます。
成田東ほがらか鍼灸院では、患者様一人ひとりの冷えのタイプやお悩みを丁寧に診察し、冬に向けて万全の体調を整えるお手伝いをします。
本格的な寒さが到来する前に、鍼灸で体の土台をしっかり整え、元気いっぱいの冬を迎えましょう!