こんにちは!成田東ほがらか鍼灸院です。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、いよいよ本格的な秋の深まりを感じる季節になりましたね。例年10月8日頃に迎えるのが、二十四節気のひとつ**「寒露(かんろ)」**です。
「寒露」とは、冷たい露が草花に宿る頃という意味。日中はまだ暖かい日もありますが、外の空気はひんやりと冷たくなり、体は冬へと向かう準備を始めます。
この時期は、**「冷え」と「乾燥」**という秋の二大要素が体に影響を与え、さまざまな不調となって現れやすくなります。
「手足の冷えが強くなってきた…」
「乾燥で肌がかゆい、喉が痛い…」
「朝、関節がこわばるようになった…」
「何となく気分が沈みがち…」
もし、このようなお悩みがあるなら、それは体が「寒露」の季節に適応しきれていないサインかもしれません。
「寒露」の時期に体が冷えやすい理由
秋の深まりとともに、私たちの体は外の冷気にさらされます。特に、夏の間、冷房や冷たい飲み物で内臓が冷えている方は要注意です。
東洋医学では、体の中に冷えが溜まると、血の巡りが悪くなり、痛みやだるさ、免疫力の低下につながると考えます。秋が深まるにつれ、この「冷え」が原因で、肩こりや腰痛、神経痛が悪化しやすいのです。
また、乾燥が進むことで**「肺」**の働きが弱り、風邪を引きやすくなったり、免疫力が落ちたりする原因にもなります。
冷えと乾燥に打ち勝つ!「寒露」の養生法
「寒露」の時期を元気に過ごすためには、**「温めること」と「潤すこと」**が大切です。
体を冷やさない工夫: 服装で体温調節をしっかり行い、特に首、手首、足首の**「三首(さんくび)」**を冷やさないようにしましょう。温かいお茶やスープなど、内臓から温める食事を心がけてください。
良質な睡眠と休息: 早く寝る習慣をつけ、日照時間の減少による気分の落ち込みを防ぎましょう。疲れたと感じたら、無理せず休息をとることが大切です。
旬の食材で潤い補給: 梨、柿、きのこ類、山芋など、体を潤し、消化を助ける旬の食材を積極的に摂りましょう。
鍼灸で体の内側から「冷え」と「乾燥」を撃退!
「セルフケアだけでは限界がある…」「冷えが強くてつらい…」そんなお悩みには、**鍼灸(しんきゅう)**がおすすめです!
鍼灸は、全身のツボを刺激することで、次のような効果が期待できます。
血行促進・温め効果: 冷え固まった筋肉の緊張を緩め、体の奥深くにある**冷え(お血)**を解消します。全身の血流が良くなることで、手足の冷えも改善に向かいます。
自律神経のバランス調整: 寒暖差による自律神経の乱れを整え、ストレスや気分の落ち込み、不眠を緩和します。
免疫力アップ: 乾燥で弱りがちな「肺」の働きをサポートし、免疫力を高めることで、風邪をひきにくい体づくりを助けます。
成田東ほがらか鍼灸院では、患者様お一人おひとりの「冷え」と「乾燥」の状態を丁寧に診察し、その方に最適なオーダーメイドの施術を行います。
本格的な冬を迎える前に、鍼灸で体の内側からしっかりとケアしませんか? 「寒露」の時期の不調でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。