【大暑】一年で最も暑い季節!鍼灸で「夏バテ知らず」の体へ


いよいよ7月22日頃は、二十四節気の**大暑(たいしょ)**を迎えます。名前の通り、一年で最も暑さが厳しくなる時期です。うだるような暑さが続き、体力的にも消耗しやすい季節ですね。

連日続く猛暑は、私たちの体に大きな負担をかけます。しかし、鍼灸による適切なケアで、この厳しい夏を元気に乗り切ることができるのをご存知でしょうか

 

大暑の養生法:夏の不調と「気」の消耗

 

東洋医学では、夏は「心(しん)」と「脾(ひ)の働きに注目します。

  • 心(しん)の負担: 猛暑は心(精神活動や血液循環を司る)に負担をかけやすく、イライラ、不眠、動悸、めまいといった症状が出やすくなります。

  • 脾(ひ)の弱り: 冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎ、冷房による冷えは、脾(消化吸収を司る)の働きを弱め、食欲不振、下痢、むくみ、だるさといった「夏バテ」の症状を引き起こします。

さらに、暑さによる発汗で体内の「気(き)が消耗しやすくなるため、全身の倦怠感が現れやすくなります。

 

大暑におすすめのツボ

 

この時期に特に効果的なツボをいくつかご紹介します。鍼灸では、これらのツボにアプローチすることで、夏の不調を根本から改善していきます。

  • 陰陵泉(いんりょうせん): 膝の内側、骨のすぐ下にあるツボ。体内の余分な湿気を排出し、くみだるさの改善に役立ちます。

  • 足三里(あしさんり): 膝のお皿の下、指4本分ほど下にあるツボ。胃腸の働きを整え、欲不振や消化不良に効果的です。

  • 神門(しんもん): 手首の内側、小指側の手首のしわの端にあるツボ。不眠精神的なイライラを鎮める効果が期待できます。

これらのツボを優しく押すだけでも効果がありますが、鍼灸治療では、あなたの体質や症状に合わせて、より的確な施術を行います。

 

鍼灸で夏のダメージをリセット!

 

鍼灸治療は、夏の厳しい暑さで乱れがちな自律神経のバランスを整えるのに非常に効果的です。

冷房と外気の温度差による体調不良(いわゆる冷房病)や、寝苦しさからくる睡眠不足など、夏特有のお悩みにもきめ細やかに対応します。心地よい鍼の刺激や温かいお灸は、疲弊した心身を深くリラックスさせ、自己治癒力を高めます。

今年の夏は、「なんとなく体が重い」「疲れがとれない」と諦めていませんか? 鍼灸治療で、夏のダメージをリセットし、「夏バテ知らず」の快適な毎日を手に入れましょう!

 

この夏を元気に乗り切りたい方、すでに夏バテ気味だと感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。皆様の健康を全力でサポートさせていただきます。