【小満】草木が勢いを増す頃。心地よく過ごすための鍼灸ケア


皆様、こんにちは!木曜日担当の榊原です。

二十四節気は「小満(しょうまん)」を迎えました。陽気が良くなり、草木が茂り始める、生命力溢れる季節ですね。万物が次第に満ち溢れていく様子を表すこの時期は、私たち人間も活動的になりやすい一方で、特有の不調を感じることもあるかもしれません。

小満とは?

「小満」は、立夏の次に来る節気で、例年5月21日頃から6月5日頃を指します。春に種を蒔いた作物が少しずつ成長し、実を結び始める頃。言葉の通り、生命のエネルギーがだんだんと満ちてくる様子を表しています。

小満に感じやすい体の変化

この時期、以下のような体の変化を感じることはありませんか?

  • 気候の変化による影響: 日中は汗ばむ陽気になることも増え、体が暑さに慣れようとします。しかし、急な気温の変化で体調を崩すことも。
  • 眠気やだるさ: 春から夏への移行期で、自律神経のバランスが乱れやすく、日中の眠気や倦怠感を感じることがあります。
  • 消化器系の不調: 薄着になることで体が冷えたり、冷たい飲み物を摂りすぎたりして、胃腸の調子が悪くなることも。
  • 肌のトラブル:紫外線が強くなり始め、汗ばむことも増えるため、肌荒れやかゆみなどのトラブルが起こりやすくなります。

これらの変化は、体が季節に合わせて調整しようとする 自然な反応ですが、不快な症状が続く場合はケアが必要です。

鍼灸で小満の不調を整えませんか?

鍼灸治療は、身体の内側からバランスを整え、小満の時期に起こりやすい不調を和らげる効果的な手段です。

  • 自律神経の調整: 鍼やお灸の刺激は、乱れがちな自律神経の働きを穏やかに整え、心身のリラックスを促し、眠気やだるさの改善をサポートします。
  • 消化機能の改善: 胃腸の働きを 活性化させるツボにアプローチすることで、食欲不振や胃もたれ、お腹の不調を和らげます。
  • 循環の促進と冷却作用:循環を促進し、新陳代謝を高めることで、 機能をサポートします。また、必要に応じて体の熱を 鎮めるツボも用います。
  • 皮膚トラブルへのアプローチ: 全身のエネルギーの流れを整えることで、肌のバリア機能を高め、肌荒れやかゆみの改善をサポートします