春の恵みの雨が大地を潤す~二十四節気「穀雨」と養生法~


皆様、こんにちは!木曜日担当榊原です。

春も深まり、いよいよ4月20日頃からは二十四節気のひとつ「雨(こくう)」を迎えます。

「穀雨」とは、春の終わりに降る雨が、田畑を潤し、穀物の成長を助けるという意味があります。この時期は、まさに大地が恵みの雨を受けて、植物たちが生き生きと成長していく美しい季節です。

今回は、そんな「穀雨」の過ごし方と、鍼灸院ならではの養生法についてお伝えしていきます。

穀雨とはどんな時期?

「穀雨」を迎える頃は、気温も安定し、過ごしやすい日が続きます。畑では種まきが盛んに行われ、新緑が目に鮮やかな季節です。

また、「穀雨」の頃には、牡丹や藤の花が見頃を迎え、私たちの目を楽しませてくれます。自然の美しさに触れ、心穏やかに過ごすのも良いでしょう。

穀雨の養生法:湿気に負けない体づくり

東洋医学の観点から見ると、「穀雨」の時期は、**湿気(しっき)**が体に影響を与えやすくなると考えられています。春の陽気に誘われて活動的になる一方で、雨の日も増え、湿度が高くなることで、体に余分な水分が溜まりやすくなるのです。

体に余分な水分が溜まると、以下のような症状が現れやすくなります。

  • 体が重だるい
  • むくみやすい
  • 食欲不振
  • 消化不良
  • 関節痛

これらの症状を防ぎ、健やかに過ごすための養生法をご紹介します。

1. 湿気を避ける生活を

雨の日や湿度の高い日は、できるだけ室内にいるようにしましょう。除湿機を活用したり、窓を開けて換気をすることも大切です。寝具もこまめに乾燥させ、清潔に保つように心がけましょう。

2. 水分の摂りすぎに注意

喉が渇く前にこまめに水分補給をすることは大切ですが、冷たい飲み物のがぶ飲みは避けましょう。常温か温かい飲み物を選び、適量をゆっくりと飲むように心がけてください。

3. 温かい食事を心がける

冷たい食べ物や生ものは、体を冷やし、消化機能を低下させる可能性があります。温かい食事を摂るように心がけ、消化の良いものを中心に選びましょう。

4. 適度な運動で血行を促進

軽い運動は、血行を促進し、体内の水分代謝を促す効果があります。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。

5. 鍼灸で体の巡りを整える

鍼灸治療は、体全体の気血水の巡りを整え、余分な水分を排出する効果が期待できます。穀雨の時期特有の体の重だるさやむくみ、消化不良などの症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  • 体の重だるさ、むくみ
  • 関節の痛み
  • 食欲不振、消化不良
  • 頭痛

など、様々な症状に対応いたします。

おわりに

「穀雨」は、自然の恵みを感じるとともに、湿気対策が大切な時期です。日々の生活の中で少し意識することで、より快適に過ごせるはずです。

成田東ほがらか鍼灸院では、皆様の体質や症状に合わせた丁寧な施術で、健やかな毎日をサポートいたします。気になる症状がある方はもちろん、季節の変わり目のメンテナンスとしても、ぜひお気軽にご来院ください。

皆様のご来院を心よりお待ちしております。